Tuesday 11 March 2008

GAZPROM


最近気が付いたのですが、ガスプロムのTVCMが変わりました。というか、元に戻りました。戻ったというのは、選挙期間前に流れていたものに戻ったという事です。

記憶が確かかはわかりませんが、2007年12月までは2種類のTVCMが流れていました。「夢は実現しますよ」みたいなテーマのもので、10歳くらいの男女がテレビでフィギュアスケート・ペアの試合を見ていて、次のカットでは自分達がテレビの中にいるというものが1つ。いま1つも10歳くらいの男女がでてきて、悪い子供に絡まれる男子を守るために女子が柔道を練習して悪い子供を懲らしめるという内容のものです。

そして2008年の1月から極めて民主的な選挙の行われた3月2日まで流れていたTVCMは、ロシアという壮大な国土では様々な人達が幸せに暮らしている。これもガスを始めとしたインフラストラクチャーが充分に整備されているからである。幸せそうな国民の笑顔が映り、最後にはプーチン様が演説しているシーンがコラージュし、ガスプロムのロゴが大きくフェイドインしてくるというものです。

このTVCMを見た時に、これでは政党のCMと何も変わらないなあと思いましたが、選挙終了後に元のCMに戻すなんて、それを証明しているような物ではないですか!と思ってしまいました。

国民にとってガスプロムとはどのような存在なのか気になります。国営と民営の悪い部分を併せ持っている会社のようにも見えます(あまり詳しくないのでわからないですが)。
チャンピオンズリーグやUEFAカップにも出場しているゼニト(サンクトペテルブルグ)のメインスポンサーでもあるのですが、こうなってくるとゼニトを素直に応援できなくなって来てしまいます。

学生にガスプロムについてどう思うかをエッセイに書かせようとしたところ、「カムチャツカにはガスがありません」との事でした。それもビックリですね。

No comments: