Friday 16 November 2007

Zenit won the championship title


 浦和のアジア制覇に先駆けて、ロシアリーグでは先週ゼニト(サンクトペテルブルグ)が18勝5敗7分という成績で優勝しました。2位のスパルタークモスクワに2ポイント差での優勝です。ロシアでもやはりフットボールは人気があるようです。その安定した人気を支えるにはやはりメディアが重要であり、その点においては日本のリーグとメディアの関係も多く議論されているところです。その点においてロシアで素晴らしいと思った点は、まず、毎週地上波放送で2試合以上放映しています。これにより、日曜の午後は家でフットボール観戦というスタイルを定着させられます。もう一つは、優勝のかかった試合の放映にあたり、1週間前からTVCMでその状況をたくさん放送します。そして試合が終了して優勝が決定されると、その後のプログラムは全て変更され、優勝特別番組を(おそらく)6時間以上放送していました。このような状況があってこそ、リーグの人気は定着するのかと思いました。
 ロシアリーグの強豪というのは、まあどこの国もそうですが、大手企業がスポンサーとなっています。ロシアの大企業といえば、ガスプロムやルクオイルといったエネルギー関連となります。ゼニトはガスプロム、スパルタークはルクオイルという事です。他にもエネルギー会社が所有しているチームはあります。
 ガスプロムの色々な意味での強大さは世界的に知られていますが、こういった政治力というものがメディアを動かしているのかと思うと、単純にリーグとメディアの連携で人気を獲得しようという話には少し無理があるのかもしれません。

ゼニトHP
http://www.fc-zenit.ru/

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