Sunday 25 November 2007

停電


タス通信を始め、全国紙や全国ネットのニュースでここ数日ペトロパブロフスクが取り上げられています。内容は停電について。この街ではよく停電がありますが、変電所の故障により先週3日間停電しました。ダチナヤというペトロパブロフスクで最も大きい変電所で、被害を受けているのは200以上のアパート、数カ所の学校。夜の街にも明かりがありません。この対策としてモスクワより変電機等の支援物資を搭載したエアカーゴが昨日到着。ロシアエネルギー省の対策で専門家も駆けつけて10日以内には従来通りに変電所は復旧するということです。しかしこれだけの広い国土を所有しているにも係らず、変電所の故障の対策にモスクワから軍隊を動かして専門家を派遣しなければならない、しかもその対策が実行されるまでに5日もかかるシステムは如何なものかとも思います。 実際に被害を受けている人達はしかし、笑いのネタにこそしても本気で怒っている人などはいません。「まあしかたがない」という態度です。電気のない生活というものも良いものかもしれませんが、文明の便利さを皆知ってしまうと、中々適応できないとは思うのですが、ある意味ポジティブな考え方でよいですね。まあ実際に文句を言った所でどうにもならないでしょうから。ロウソクを灯して食事をしたり本を読んだりするのも粋な物ですが、1日で飽きます。

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