Monday 26 November 2007

Единая Россия


ロシアでは来月議会選挙がおこなわれます。カムチャツカ地区は12月2日。政党は多数存在するものの、多くの国同様与党である標記「統一ロシア」が絶対的な人気を誇ります。統一ロシアは、中道政党として2001年に成立したプーティンの所属する政党です。党大会の模様もテレビ中継されましたが、話の内容よりも個人的にはプーティンの歌が気になりました。CD化されているならば是非手に入れたいところです。80年代のマズい部分のエレクトロな感じの楽曲に加えて4人のアイドルグループのような若い女性がうたいます。最高です。党大会の中継を見る限り、参加者には20代前半であろう若者が目立ちます。ここカムチャツカも同様で、大多数の人間は統一ロシアを支持します。その人気の秘密を数名に尋ねてみました。カタカナ標記が微妙ではありますが、「マルダイゴァラディア」という組織がまずあります。それは統一ロシアのサテライトとも言える組織で、そこに大学生の半数以上が所属しています。大学卒業後は党員として認められるシステムだそうで、自分のアイデンティティを求めて所属しているようにも見えます。そこに所属する学生達は熱心に選挙運動を手伝います。状況によっては日当も出るようで、軽いアルバイトといった感じもあるようです。しかしなぜそんなにも統一ロシアが学生に人気なのか、運動の参加者に聞いてみたところ、「統一ロシアになってから道路が綺麗になった」「学校の窓が新しくなった」などの現実的な意見が聞かれました。しかし一番面白かったのは、「統一ロシアは最も民主的な政党だから」というものです。第三者の目線で見ていると、統一ロシア、つまりここ数年のロシア与党は民主的であるか正直疑問に思うところではあります。しかしそれは民主的という言葉をどのように捉えるかにもよるところなので何とも言えないのもまた事実です。冷静に見ていると、明確な理由が見当たらない気もします。ここ数年のロシア政党はある種宗教的な部分を持っているのかもしれません。いずれにせよ今回の選挙で統一ロシアが勝利するのはまた確実であり、それによる辞任後の大統領の動きも明白な感じはします。

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