Thursday 11 September 2008

文化を伝えるアニメ


どこの国でもサブカルが入り込んでいて裕福な国では若者の間で日本のアニメが人気です。宮崎アニメはもちろんですが、意外にも日本では子供向け(?)と扱われているようなものが人気です。NARUTOとかone piece とか。見た事ないのでわからないのですが。ロシアでは、というかこの辺では大学生や社会人なんかもNARUTOが好きですとか、日本から来たとか言うと「NARUTO、NARUTO」とか適当な事いわれます。当然のように日本のイメージはアニメと自動車で、そのどちらにも興味のない僕はがっかりされます。
授業なんかでもアニメの話ばかりしたがる学生も多数います。皆僕の知らないアニメの話ばかりするので、一度それではと「ど根性ガエル」が好きなものはいるかい?と訪ねた事がありましたが、「ど根性ガエル」の海外進出はされていなかったようです。あれこそ日本文化を語る上では重要なアニメだと思うのですが。

そんな中、学生が「センセイ、ゼッタイ コレ スキッスヨ。マジ サイコウッスヨ コレ ヤバイッスヨ コレ」といいながらBECKというアニメを渡してきました。このベックという漫画、これが以前から僕は大嫌いでした。一回も見た事ないのですが。なぜなら、主人公のギターがフェンダーテレキャスターであり、僕のギターもテレキャスター。そのため周囲から「ベックの真似をしている」などと揶揄される事が多々あったからです。まったく漫画と一緒にされては困るものです。こっちは本気でやってんのに。
だいたいロシアにいるのに日本のアニメなど見てたまるか。こんなにも気色の悪いものはさっさとゴミ箱に移動してしまおうと考えてしかし気にはなるのでちょっとだけ見てみる事にしました。

そして全26話一気にみてしまいました。感動しました。もう、最後の3回くらいは涙流しながら見ました。
本当に、主人公と同じテレキャスを持っていて嬉しかったです。今後だれかにベックの話をされたら、「あ、僕同じギター持ってるよ」と言う事に決めました。
こんなにも素直に一生懸命前向きにやってるバンドの漫画を見れるなんて、今の子供たちは幸せだと思いました。キャプテン翼に影響されてサッカーを始めた男子はかなりの数ですが、同じようにこの漫画を見てバンドを始めた少年少女も多い事でしょう。
僕も音楽頑張ろうって思いました。ベックには負けてられない、いつか一緒に何かやりたいなあなどと思いました。

この田舎町にもたくさんのかっこいいバンドがあります。写真はそのかっこいいバンド、Без Эмоцийのギタリストが僕のと同じ色のテレキャスを持ってたのでストラットを真ん中に置いて記念撮影。かっこいい方が僕のテレキャスです。彼らもこのアニメが大好きだそうです。

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