Wednesday 28 May 2008

CDと文化


ロシアでは1つのバンドの全てのアルバムを1枚のCDにMP3形式で纏めたものが公然と売られています。僕も日頃から、著作権なんてくそ食らえだと思いながら数々のバンドの音源をコンプリートしています。しかしこの形式で買えるのは大体がレッドツェッペリンやビートルズ、マイケルジャクソンなどの所謂大堂アーティストです。なのでクラシックロックや今まで聴き逃していたもの、又はレコードでしか持っていなくてデジタル化についていけなかったもの、特段興味のないものを中心に買っています。
今日もお気に入りのCD屋さんに、著作権なんて無視して何かコンプリートしてやろうと思って出かけると、どういう訳かportisheadの新作が売られていました。帰国した際に買おうと思っていたので即買でした。

英語圏のバンドの最新の音源をオーディオCDで入手し、帰宅後それをitunesにダウンロードするなんて、自分はなんて文化的な生活を送っているのだろうかと嬉しくなってしまいました。
英語圏からの最新の音楽=文化と考える僕の思考回路が間違っているという事はわかっているのですが、何とも嬉しい気分です。
因にradioheadのin rainbowもオーディオCDで売られていました。

オーディオCDの値段は最新のもので300ルーブル(1300円程度)です。日本とあまり変わらない上に平均月収に比してかなり高いですが他に金を使う場所もないので迷わず買います。
購入したものはロシア正規盤だそうです。日本にも国内盤、輸入盤とありますが、同様にロシア語で何か書いてある帯が付いていて、ジャケット表面にも品質証明のシールが貼ってあります。

ラベルにはuniversal music russia と記載されて、universalレーベルのマークもあります。と言う事は、ロシアの会社とuniversal musicが何らかの契約をしているはずで、つまりは著作権も保護されていると言う事になります。
日本でもレンタルを公認している時点で著作権など無いような物になっていますが、それと同じと考えれば問題はないのかもしれません。

写真は帯。「トリップホップの帝王、10年振り3枚目のニューアルバム!」と書いてあります。

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