Wednesday 13 February 2008

日本の映画


学生約30名に日本の映画について知っている事を話してもらい、内数名に日本映画の歴史や特徴についてプレゼンテーションをしてもらいました。
歴史や有名な監督などについてはよく調べてくれましたが、日本映画の特徴となるとこれは自分で観ないと判断できないところであり、そのような環境にない彼等には少し難しかったようです。
黒澤監督や溝口監督辺りは西洋でも人気の基本監督とされていますが、やはりそれは映画好きの人達の間での話であり、一般的な大学生ともなると話は別です。この2名の監督など名前も聞いた事が無く、しかし北野武等は皆好んでみているようです。日本映画といえば、タケシの”座頭一”、そしてホラー映画の”リング”だそうです。感覚としては、日本人に「タイの映画といえば?」と質問すると、”オンバーク”や”アタックナンバーハーフ”等を想像してしまい、映画好きの間では有名な若手監督は名前も挙がらないというのと同じだと思います(作品の質では無く知名度という意味)。
西側諸国同様に、リングのヒットを皮切りに日本のホラー映画が流行り始めたそうですが、アメリカのホラーは単調だが日本のものは独特だという意見が多かったです。
リングを見たのが切っ掛けで日本に興味を持ったなどという意見もありました。どうなんでしょうか。

世界中どこでも映画ではやはりインディペンデントの地位は低いものですが、このような街ではメジャー映画以外は観る事ができないと言っても過言ではない状況もあります。それはロシア国内の映画であっても同じです。
しかし東京も含む世界中の一部の大都市ではシネマテークやミニシアターが盛んなものの、それは一部のマニア向けという状況はあると思います。
日本人は溝口監督作品を観ないし、ロシア人はソクーロフの映画は観ないといった感じだと思います。
しかしトランスフォーマーなんかは東京でもカムチャツカでも大ヒットというのも悲しいですね。トランスフォーマー大好きですけど。コンボイ司令官強いし(写真1)。主人公の男子がバンブルとの友情を通して人の為に自分を犠牲にすること学ぶし。
アメリカの大作はやはり偉大ですね!

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