Monday 28 December 2009

年末商戦

ペトロパブロフスク・カムチャツキーでは今年も年末商戦が繰り広げられています。ロシアではクリスマスプレゼントとは言わず、新年のプレゼントと言うように、プレゼント交換は31日の夜。つまり今が1年で最も売り上げを出す時期なのです。町最大のショッピングセンター「シャムサ」も勿論この時期の売り上げを伸ばすために多くの割引や新製品の入荷を行い、多くの客を引き寄せています。
先日シャムサへ日用品を買いに行ったところ、年金生活者の様なおじさんが「この商品は一体何ルーブルなのだろうか」と困惑して店員に質問していました。店員の若い女子はこれ以上迷惑な客は今まで存在しなかったかのように「この棚に書いてある値段を見ろ、159ルーブルだ」と言い放ち去って行きました。その棚一杯に並んでいた159ルーブルの商品は「トリャビャンチック」(写真1)という意味の分からない商品。
トリャビャンチックのそのサイケデリックな姿に衝撃を受けたカスタマー達は次々に購入していました。という事で僕も迷わず購入。本来食料品売り場であった為、その時同時に購入したキャベツや玉葱などと一緒にレジのおばさんがそれを捌きます。キャベツや玉葱と同じ袋に入ったトリャビャンチックを家まで持ち帰ります。シャムサから帰宅する際にバスの中でトリャビャンチックを除いていると、隣に座っていたおばさんから「一体その商品を何処で購入したのか」という質問を受けました。
何とも愛らしいこのトリャビャンチックですが、パッケージ裏面には説明が書かれています(写真2)。1:3−4時間水に浸ける。2:日の当たる場所に置く。3:霧吹きで水をあげ続けるとそのうちに頭から草が生えてくる。4:8−10センチほどに草が伸びてくるので適度に鋏等で草を刈る。
トリャビャンチックはモスクワから輸入されてきた物のようで、パッケージ裏面にはその会社名や住所、ホームページまで記載されていました。
情報が欲しい方にはこのホームページを閲覧する事をお勧めします。
http://www.aveaurica.ru/content/view/20/125/

159ルーブルという金額は500円弱。同じ値段で森永の輸出用豆腐が売られていました。ロシアで豆腐を食べた事が無いので若干迷ったものの豆腐は諦めてトリャビャンチックを購入しました。

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