Thursday 26 February 2009

働く車「ブルドーザー」


朝起きて着替えて外に出ようとすると扉が開かないという事がまれにあります。頑張って開けたら目の前は猛吹雪という事です。本日もそのような状況に見舞われました(写真1)。恐ろしい思いをしながら出勤し、「こんな日に仕事なんてある訳ないでしょう」と警備員に言われてまた恐ろしい思いをしながら帰宅し、2時間もすると風が止み雪が止み、最終的には太陽まで出て来て雪もどろどろと溶けました。しかし一瞬の猛吹雪でまた積雪が50センチは追加されたようで、吹雪の後はブルドーザーの登場です。
豪雪地帯ではない日本の町出身の僕としては、ブルドーザーとは土を何とかしたり石を何とかするような土木工事用の働く車という位置づけだったので、雪が降る度に除雪車となっているブルドーザーをこの町でみては、工夫して本来の目的とは違う用途で使うなんて、ロシアの人はたくましいなあと思っていました。きっとこの町の子供達は、働く車の話になると「ブルドーザーが大好きです!雪の後に道を歩けるようにしてくれますから」何て言うんだろうなあとまで考えていました。

しかしこれは果たして僕の勘違いの可能性もあります。ブルドーザーの本来の目的とは何か?

明鏡国語辞典で「ブルドーザー」を調べたところ、「土木機械の一つ。キャタピラ式トラクターの前面に鋼性の排土板をとりつけたもの。土砂の運搬、削土・盛土・土ならし、除雪などに用いる。」と書いてありました。

驚きました。僕は今までブルドーザーという働く車の用途を半分も理解していませんでした。
国土交通省のHPにも除雪の事例として紹介されています。
http://www.mlit.go.jp/tec/kanri/tsuunen/03tech/case/pdf/c3_01.pdf

写真2は吹雪の後の午後。30分くらい働いただけで道が完成しました。働く車はやはり凄い。

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