Wednesday, 3 December 2008

ロシア最高


暇つぶしに立ち寄ったCD屋でいつものMP3コレクションを眺めながら、寒くなって来た事だし何かのバンドを著作権無視して低価格で購入してやろうかと思っているとなんと、大好きなソニックユースを発見。早速購入。スタジオアルバムは大体持っているので意味のないように思えるのですが、結構レアなSYRシリーズが1〜5までコンプリートしてある点、シングル関係も充実している点、企画盤や良く知らないフランス映画のサウンドトラック(なんと全曲ソニックユース)のサントラが収録されているなど、驚きの内容だったので即買いです。
全部で30枚のアルバムが収録されて、CD3枚組。値段は450ルーブルなので約1800円でした。

450ルーブルで何が買えるかを考えてみます(ペトロ価格)。

・ビール1.5リットル 100ルーブル
・パン1斤 50ルーブル
・キュウリ1本 50ルーブル
・キャベツ半玉 50ルーブル
・トマト4つ 80ルーブル
・牛乳1リットル 50ルーブル
・タマゴ10個 80ルーブル

以上で460ルーブル。日本でこの食品に相当する金額で、ソニックユースをコンプリートなどまず無理です。
因に先日大きな世界地図を壁に貼る為に買いに行ったら、1200ルーブルもしました。地図は高いけど音楽は安い。

著作権の崩壊は文化レベルを落とすのでしょうか。

Monday, 24 November 2008

ルチ


今期のロシアンプレミアはルビンが制覇しました。圧倒的な強さでの優勝です。今シーズンはモスクワ勢もゼニトも優勝を逃しました。

ルビンのホーム、カザンはタタールスタン共和国の首都で、ロシア連邦に属しているものの自治権が与えられている国です。モスクワから800KM程離れた工業地帯で、人口も100万人を越える大都市です。しかもタタールスタンはイスラム教国で、何かとロシア人のバッシングを浴びますがロシア政府との関係は良好のようです。ロシアの内陸部に位置しているため、強い主張をしようものならプーティン様が黙っていないのでしょう。

このルビンというチームには胸スポンサーがありません。どういう事かと調べたら、これはタタールスタン共和国営のチームだそうです。勿論細かいスポンサーはあるのですが、ゼニトのように大きく「ガスプロム!」とは書いてない訳です。
選手は全員国家公務員という事なのでしょうか。しかしそう考えると、ソビエト時代は全選手が国家公務員だったという事になります。

そんなロシアンフットボールですがなんと!ルチ・エネルギアが16位(最下位!)に終わり、1部リーグへと降格してしまいました。
これはちょっと残念でなりません。日本にも上がっては落ちてを繰り返すチームがありますが、正にルチ・エネルギアはそのポジションなのでしょう。UEFA CL に出場権のあるロシアリーグを制覇し、CLも制する日がルチにくるのでしょうか。スポンサーがДЭКという極東のエネルギー会社なので、今後のプーティン様の頑張りようによってはその日が来るかもしれません。
アブラモビッチさんも外国のチームを強くしてる場合ではありません。

因にチェチェンのグロズヌイにホームを置くテレクは9勝13敗8分の10位と、これはなかなかの成績だったと思います。もっとチームが成長して、スパルターク・モスクワ対テレクの試合がバルセロナ対Rマドリッドのように盛り上がる日が来るかもしれません。

もう一つフットボールの話題では、モスクワのディナモスタジアムが今シーズン限りで解体。新しいスタジアムを現在建設中で、3ヶ月後には稼働するという事です。
そのため、昨日のホーム最終戦では子供からお婆さんまで花を持ってスタジアムにやって来て、まるで亡くなった人の献花台のような所に花を置いていました。TVでもディナモスタジアムで行われたこれまでの歴史的な試合を特集するなど、改めてロシア国内でのフットボールの人気の根強さを感じました。

まあカムチャツカには全く関係の無い話ですけど。
カムチャツカのスタジアムはそろそろ氷が張ってスケート場になります。。。

Sunday, 16 November 2008

ビデオカムチャツカ

動画が見れる皆様へ。

Tuesday, 4 November 2008


大好きなペトロパブロフスク。この町はスーパーマーケットが少なく、小さな店が多いです。
駅のキオスク程の小さな店が沢山あります。または日本のコンビニエンスストアくらいの店もあります。
そんなお店では買い物をしても袋をくれません。
マイバッグを推奨している訳ではない事は確かです。
もし沢山の品物を買った際には、袋をくださいと言って5ルーブルほど払って売ってもらいます。

先日、いつも行くお店で袋を売ってもらったら、最高にかっこいい袋をくれました(写真1)。

今まではいつも黒くて何も書いていない袋をくれていたのですが、最近この袋に変わったようです。
どうしてこの袋になったのか気になるところです。
袋に書かれている文字も、主婦のようなおばさんの絵も、その店とは何の関係もありません。

ОНО! 「それだ!」みたいな意味です。

ロシア最高。

Saturday, 18 October 2008

感情なし


大好きなペトロパブロフスク。狭い町でもミュージシャンが結構多く、ギター背負って歩いてる人をよく見かけます。人口20万人という事を考えると、音楽家率が高いと思います。
しかもこの町では特段やる事がないので、みな練習に打ち込める環境が整っています。なので皆、巧い。楽器が巧いなんて、最高にかっこいい。つまり、最高にかっこいい人達が多い町なのです。

そして狭い町なのでミュージシャン同士は全員友達。僕も一人偶然知り合ったら、あとは一気に知り合いになり、ペトロックシーンに入り込んで楽しい毎日ですが、そんな音楽仲間のベズエモッツィというバンドが初のソロライブを開催。

カリフォルニア最高!と今にも言い出しそうなファンパンクなので、ちょっと僕が好きなタイプの音楽ではないのですが、クオリティも高く技術もあるし、聴いていて爽快感のある音楽なのでライブはとても楽しみでした。1年も住んでいるので薄々感づいてはいたのですが、どうもこのバンドはペトロパブロフスクではかなりの人気のようで、500人は収容できるであろう会場は満杯。チケットは200ルーブル(1000円弱)なので、売り上げ的にも凄いものです。地元のお店や会社にスポンサードされての開催なので、かなり質の良いライブでした。
しかしそれにしてもちょっと異常なまでの人気で、あまりにも皆このバンドが好きなので自分の音楽センスがどうかしているのだと説明を付けてきました。

ベズエモッツィというバンド名は、直訳すると「感情なし」。非常に格好悪くなっています。
しかしこんなにも真剣に音楽に取り組み、素直に成功を目指しているグループには巧くいって欲しいものです。そんな彼らの姿勢が町の人達に伝わり、町の人達にとっても誇りなのでしょう。

Friday, 17 October 2008

クラブイベント


大好きなペトロパブロフスク。狭い町でもクラブの数は結構なもので、大小合わせて20件はあると思います。正確には知らないですが。なかなかかっこいいクラブもあり、他に行く場所もないので週末でも平日でもクラブは繁盛しています。日本人が居酒屋に行く感覚でしょうか。週末にはイベントが開催され、テクノ系イベントを開催する団体や、ドラムンベース系、エレクトロ系など、各団体が色々なクラブでイベントを開催し、DJがモテモテという世界各国の都市と変わらない状況です。
しかし音楽のセンスがあまり自分好みではなく、行っても全然面白くないと思っていました。ドラムンベースが最も人気があるようで、こんなにもドラムンベースばかり聴かされるとちょっと頭にきます。ドラムンベースがこんなに人気がある町って他にあるのでしょうか。ドラムンベースファンに会った事もそんなに無かったです。「ドラムンベース最高!」という言葉を聞いたのも初めてだと思います。意外なところで初体験です。あまりにも皆ドラムンベースが好きなので、自分の音楽センスがどうかしているのだろうと説明をつけてきました。

しかしロックファンが多いのも確かで、所謂クラブ系ロックというと説明しやすい、最近のインディーロックのような音楽を中心にしたイベントを新たに開催しようという事で、音楽情報の乏しいこの町で地味に収集している友人達が今までとは違うイベントを開催。ニューオーダーのブルーマンデーで始まりラモーンズの電撃バップで終わるような僕にとってはどう考えてもドラムンベースの数百倍かっこいいセットリストでやってくれました。これがどういう訳か大盛況で、やはり自分の音楽センスがどうかしている訳ではなかったのだと分かりました。あと、ハイブスがもの凄くクラブ受けするという事も分かりました。やはりロックは、かっこいいリフとキャッチーなメロディです。

明らかにインディーロックなど聴かなそうな人達も大盛り上がりで、やはりクラブという非日常的な空間は音楽の持つ力を最大限に発揮させる事ができる場所なのでしょう。

しかしミュージシャンはそう簡単にモテないのに、DJはモテモテでちょっとどうかと思います。モテるためにDJになりましたなどと簡単に言い切ってしまう人がいる理由も分かります。

Sunday, 12 October 2008

最下位脱出


6試合を消化して最下位に低迷している関口が所属するルチ・エネルギア。最近ではサポーターの間で関口不要論さえ囁かれはじめていた。というのも、これはフロントの判断であったものの、昨年までのキャプテン、アジンジャールをクリリヤソビエトフへ放出。その穴埋めに関口を加入させ、昨年よりも結果がでていないからだ。昨年までのルチは、時差を武器にホームゲームは快勝するケースが多かったものの、関口加入後は選手の連動性にバラつきが生まれてしまい、選手同士がお互いの良い部分を消し合ってしまう状況になってしまっていた。

そんな中、ブリッチ監督はこの状況をみてフォーメーションをワイドに開いた4−5−1のサイド攻撃重視型から、3-5-2でコンパクトな展開をする方向へ転換。移籍したアジンジャールの双子の弟に右サイドを担当させる。関口はポジションを奪われた形になったものの、紅白戦で意外にもトップ下として機能し、クバンとの試合にトップ下として初先発。憧れのロブソン・ポンテ選手と同じポジションだ。この試合、関口は司令塔的な役割でルチの2トップに絶妙なパスを何本か出す。そして迎えた後半23分、カウンターアタックからFwオスペンスキーがエリア内に切り込みキーパーをポスト際まで詰めさせて、トップ下から走り込んだ関口にパス。ボールはそのままゴールに突き刺さり、関口はプレミアリーグ初のゴールを決めた。
しかしこの試合、終了間際に相手FWカニエンダに決められ、惜しくも1−1のドロー。初ゴールは嬉しいものの、チームが勝利できなかった事は単純に悔しい。なので喜べはしない。

第8節はアムカル・ペルミとの試合。94年設立の若いチームで、プレミアリーグにも04年に昇格したばかりだ。工業都市のペルミは、人口も100万人近くあり、ペルミ州の州都で、シベ鉄も通っている。モスクワからは1400KMも離れているが、大都市だ。
この試合でブリッチ采配は的中する。7試合でノーゴール師匠のスタメン、ティホノベツキーに代わり、紅白戦で結果を出しているストヤノビッチを先発起用。開始13分でオスペンスキー得意のエリア内での切り込みから前節同様横に流すと、並走していたストヤノビッチが落ち着いて決めて早くも先制。この後すぐに追いつかれるものの、エリア内で関口がPKを獲得。兄に代わってキャプテンを勤めるアジンジャールが決めて2−1。その後またも追いつかれる。しかし初スタメンのストヤノビッチはここから連続2発でハットトリック。アムカルを切り離す。その後1点を返されるものの、守備重視の「まずは目の前の1勝」というブリッチ監督は4−3になった時点で守備重視に切り替え、そのまま守りきり、ついに今期初勝利を上げた。

この勝利は選手、監督は勿論の事、負け続ける試合に毎回足を運んでくれているサポーターのお陰だ。

この勝利で最下位を脱出。チームの方向性も見えて来た。