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Saturday, 21 November 2009

電子レンジ


2年間迷いながらも中々手を出せなかった電子レンジをついに購入。
地元で頑張っているドルージュバ(友情)という大型電気店で2400ルーブルという友情価格で購入しました。今まではあまり欲しいと思った事はなかったのですが、今年はどうもこういう物が欲しいと思い、つい買ってしまいました。自分がこのような行動に走った背景には、先進国への憧れというものが伺えると思います。実際に電子レンジがあるかないかでは、キッチンの存在感が全く違います。そんな電子レンジにはステッカーが貼ってあり、「人生がもっと簡単になる」と書かれていました。
近代化により簡単になったのは人生だったのかと初めて知りながらも、これは以前YAMAHAが発売した世界一軽いギターの、「軽さは可能性を広げる」というキャッチフレーズに似ているなあと思いました。また、ツガン(ジプシー)の人に集られて5ルーブルあげたときに、「あなたの人生は全て上手く行く」と言われた事にも似ていると思いました。5ルーブルや電子レンジさえあれば人生は上手くいくのです。
そんな電子レンジですが、こちらの家電量販店では2400ルーブルが最安値でした。値段の幅はあるものの、通常のもので5000ルーブル程度も出せばいいものが買えます。販売されている会社は日本のものもありますが数で勝っているのは韓国製の商品です。僕が今回購入した商品はROLSENという韓国のメーカーのものです。
ロシア人に見せたら「これはロシアの会社だ」というのでインターネットで調べてみたところ、韓国/ロシア市場を主にターゲットといている会社のようです。韓国の会社でロシア市場をメインターゲットの一つとし、名前がROLSENと北欧っぽくしているところがニクい演出です。僕もSAMSUNGかROLSENかという選択肢を迫られたら北欧っぽいしという所でこのROLSENを選ぶでしょうし実際に北欧の会社だと思って購入しました。
モスクワ方面ではどのような事情かは知りませんが、カムチャツカでは電化製品は韓国のものが多いようです。TV、冷蔵庫、洗濯機に至まで日本でも馴染みの深いSAMSUNGやHYUNDAI、LGなどが多くの市場を獲得しています。値段も日本製のものに比べて格安で品質もデザインも優れているという位置づけなのでしょう。
そんな家電を取り扱う大型量販店「ドルージュバ(友情)」が半年程前にカムチャツカにも1軒できました。ヤマダ電機ぐらい大きく中に入るとこれはもうカムチャツカではないような錯覚に陥るほど立派なもので、こういったお店が一軒一軒できていく事により町は発展していくのでしょう。
大型ショッピングセンターといい家電量販店といい、僕が来た時にはなかった近代的な店が多く作られていく事で消費活動も盛んになっていくようですが、雇用も給料も拡大していって欲しいものです。
もしカムチャツカが自治州や共和国だったら、町はもっと発展する事だろうと思います。
こういう町の場合、市場原理主義に上手く乗っかる事ができればきっとそれは町の発展に繋がるのでしょう。

Tuesday, 17 November 2009

アルコール


日本の生活では交際費が非常に高く付きますが、カムチャツカではあまり高くありません。第一に第三次産業が殆ど発達していないという点が上げられます。友人と面会しようと言っても、どこかのカフェで会おうにも行きたくなるようなカフェが少なく、行っても大した事が無い訳でしたがって家で飲む場合が多くなります。
その時にビアが安いというのは全く持って心強い限りであり、このドラフトビア量り売りシステムは本当に驚愕のシステムです。
町の至る所にあるキオスクスタイルのビア屋さんでおばさんにペットボトルを渡してそこにビアをサーバーから注いでもらいます。カムチャツカという名前のこのビアの値段は1.5リットルで90ルーブル(約300円)です。新鮮で飲みやすく、ガスも入っていないために非常にまろやかで喉越しもかなり良いです。4%のライトなアルコール度数は、もはやビアでは無く別の新しい種類の飲み物であるかのような錯覚を覚えさせる程の爽やかさです。
カムチャツカでは全ての水道から出る水がそのまま飲めます。水の味もとても美味しいので、ビアが美味しいのも納得できます。
「カムチャツカ」がペトロパブロフスクを代表するビアであるのに対し、隣町エリゾボも半年程前から新しいビアを販売しています。「ババロスコエ」という名前で、バイエルンという意味です。なぜカムチャツカでバイエルンなのかとも思いますが、こちらはピルスナースタイルのやはり飲み口爽やかなビアで、2年間1位の座をキープし続けたカムチャツカの地位を揺るがす存在です。こちらも値段は1.5リットルで90ルーブルです。
1.5リットルで300円という事は1000円もあれば4.5リットルも飲めてしまうという事になります。
しかしここで問題になってくるのが、ビア以外のアルコール飲料です。ビア以外のチョイスとしては、ヴォトカ、ワイン、コニャック、シャンパンが一般的です。
ヴォトカはこれは恐らく全てのアルコール飲料の中でも一番選択肢が広いと思われます。安い物で0.5リットル70ルーブルからあります。これは勿論大変酷い内容のヴォトカで、もはや飲み物ではありません。一般的には0.5瓶を150ルーブル程度で買うとまあ悪いヴォトカではないという認識のようで、勿論高いものになると400ルーブルぐらいのもあります。が、正直違いがあまりわかりませんしそもそもヴォトカは理解不能な飲み物です。ヴォトカの位置づけですがこれはどうも若い人達の間ではそんなに市民権を獲得しているようには見えません。アルコール中毒者や中年以上の男女に親しまれているように見受けます。勿論パーティや何かでヴォトカを飲もうという習慣は若者の間でも浸透していて、これはやはりロシア文化の一つなのであろうと思います。ワインは輸入もの、国産ものが多く存在しています。輸入ものは通常の0.75ボトルで値段に差があるものの、日本で安く販売されているようなスペイン産、チリ産のものなどは500ルーブル以上はします。比して国産ワインというものがあり、これはコーカサス地方で作られているものが多いようです。僕はよくクバンのワインを買いますが、これは1リットルで150ルーブルで、小さなお店でもよく売っている安いワインの代名詞的存在で、日本で言うところの「うれしいワイン」のような位置づけでしょうが味は悪くありません。
コニャックはロシアに来るまでは正直あまり飲んだ事の無い飲み物でした。VSOPなどのブランデー類と同類に日本の市場では扱われているようで、フランス産のものをブランデー、ロシア(関係の国)産のものをコニャックというそうです。このコニャックも40%強のアルコール度数を誇るものの、「味がある」という点においてヴォトカとは大きく異なります。値段もヴォトカの2倍以上はします。このコニャックがかなり浸透している印象で、ヴォトカなどを毛嫌いする人間にも好評で、酒自体あまり好きではない女性でも、コニャックなら飲めるなどと言わせてしまう程に魅力的なようです。
女性にはシャンパンが人気です。日本ではあまり普段からシャンパンを飲むという事は少ないと思いますが、ここでは日本でビアが嫌いな人がカクテルを頼むという程度にシャンパンが飲まれています。安いもので1リットルのボトルが150ルーブルからあり、値段も安いので手を出しやすくなっています。
さてこれらが一般的なアルコールのチョイスであり、つまりカクテルというものがあまり人気がありません。理由は簡単でリキュール関係が恐ろしく高額だからです。これはもはや恐怖です。
まず1リットルのJ・ダニエル。これが2200ルーブル(およそ6600円)もします。日本では1580円程度のものです。またユーティリティ系ジンとして知られるビフィーター、日本のやまやなどでは1280円程度で販売されている1リットル瓶ですが、これも1800ルーブル(5400円)もします。女性に人気のベイリーズも同様、リットル2000ルーブルを超えます。こうも高くなってしまってはこれらの酒類を飲む意味というものが変わって来てしまいます。
このような値段事情が関係してビア・ヴォトカがやはり一番人気な飲み物となっています。高いものに手を出さなくても美味しいものがあるというのであれば、当然そちらに目がいく訳でそうやって行けば交際費も必然的に安く納まっていきます。
時々カクテル関係が飲みたくなるものの、トータル的にはカムチャツカの酒事情はかなり気に入っています。
一番美味しいものが一番安いという環境は非常に魅力的ですね。

写真はパッケージされて売られているカムチャツカ。0.6リットルで100円程度。

Monday, 16 November 2009

タラバガニ


先日カムチャツカに帰国すると町最大規模の市場が近代的な建物に変化していました。なので早速中を覗いてみると売っている物は以前と変わらない様子でした。
この近代的な建物ですが、僕がここに赴任してきた2年半前の段階で既に建設が開始されていました。建物と言っても2階建ての小規模なものなのですが、工事が一向に進んでいませんでした。しかし工事がストップされていたという訳ではないようで、いつ見ても数人の作業員がタバコを吸っていたりチャイを飲んでいたりしていたので工事自体は進行していたのでしょう。少なくとも2年半の間は膠着状態が続き、この夏に堂々完成したという事です。
その近代化した市場の中を友人1名と一緒に歩いていると、その男が突然「良い事考えた」と言い、何かと思ったら寿司を作ろうという事で、僕にとっては全然良い事では無かったのですが同意すると、具材にという事でその男はタラバガニを購入。1kg購入で1500ルーブルでした。日本円にしておよそ4500円。1kgも入って4500円と考えれば安いのでしょうが、日本の感覚で言ってもあまり安い買い物ではないのにカムチャツカの給料と比してこの値段は少し気が引けます。それにそもそも1kgも同じものを食べたくないです。因に昨年度のカムチャツカの平均月収は15000ルーブルだそうなので、その10分の1を支払わないとタラバガニは食べられないという風にも読み取れます。
タラバガニは正にカムチャツカの名物で、日本に輸入されているものの多くもカムチャツカ産だそうです。ロシア語名はカムチャツキー・クラブだそうで、それが原因で英語でもカムチャツカ・クラブだと信じている人が多いのも事実です。
このタラバガニですが、日本での販売価格に比べると約3分の1程度という事ですが、運送料等を差し引くとこれは対外卸売り価格と殆ど同じだそうで、地元だからと言って安く売るわけにはいかないという状況のようです。
カムチャツカでは漁に関するライセンスが厳しく、自分に与えられたライセンス以外の魚介類を採ってしまうと密漁という事になってしまいます。頻繁におこるケースとして、鮭の漁のみを行って良いライセンスのものが、網の中にタラバガニが掛かってしまった場合にはこのタラバガニを捨てなければいけないという事です。オホーツク海周辺ではこのような事が頻繁に起こるらしく、1トンを超えるタラバガニが間違って引っかかってしまうという事もあるそうです。そしてその際には勿論廃棄をしなければいけないのですが、海の中に捨てにいく事のできる量ではないのでこの1tのタラバガニを浜辺に放置して帰っていく漁者達も少なくはないようです。
実際に写真でその様子を見てみると中々気持ちの良いものではなく、ライセンスという都合でものが無駄になるのという状況に関しては環境活動家もジャーナリストも大して問題視しないという状況も興味深いと思います。
ライセンスがない場合は1tのカニをゴミのように扱い、ライセンスがある場合はこれが大金になるという訳で、これに至ってカニの存在意義が何だか哀れでしかしそれはカニだけの話ではないだろうしそういう風に社会に扱われる人間というのもこれは多いのだろうなあと考えますね!

Tuesday, 7 April 2009

週間天気予報


地元紙に掲載されている天気予報

4月1日:晴れ、2日:晴れ、3日:曇り、4日:雪、5日:曇り、6日:曇り、7日:雪

7日の雪を吹雪にすれば当たっています。

Thursday, 26 February 2009

働く車「ブルドーザー」


朝起きて着替えて外に出ようとすると扉が開かないという事がまれにあります。頑張って開けたら目の前は猛吹雪という事です。本日もそのような状況に見舞われました(写真1)。恐ろしい思いをしながら出勤し、「こんな日に仕事なんてある訳ないでしょう」と警備員に言われてまた恐ろしい思いをしながら帰宅し、2時間もすると風が止み雪が止み、最終的には太陽まで出て来て雪もどろどろと溶けました。しかし一瞬の猛吹雪でまた積雪が50センチは追加されたようで、吹雪の後はブルドーザーの登場です。
豪雪地帯ではない日本の町出身の僕としては、ブルドーザーとは土を何とかしたり石を何とかするような土木工事用の働く車という位置づけだったので、雪が降る度に除雪車となっているブルドーザーをこの町でみては、工夫して本来の目的とは違う用途で使うなんて、ロシアの人はたくましいなあと思っていました。きっとこの町の子供達は、働く車の話になると「ブルドーザーが大好きです!雪の後に道を歩けるようにしてくれますから」何て言うんだろうなあとまで考えていました。

しかしこれは果たして僕の勘違いの可能性もあります。ブルドーザーの本来の目的とは何か?

明鏡国語辞典で「ブルドーザー」を調べたところ、「土木機械の一つ。キャタピラ式トラクターの前面に鋼性の排土板をとりつけたもの。土砂の運搬、削土・盛土・土ならし、除雪などに用いる。」と書いてありました。

驚きました。僕は今までブルドーザーという働く車の用途を半分も理解していませんでした。
国土交通省のHPにも除雪の事例として紹介されています。
http://www.mlit.go.jp/tec/kanri/tsuunen/03tech/case/pdf/c3_01.pdf

写真2は吹雪の後の午後。30分くらい働いただけで道が完成しました。働く車はやはり凄い。

Tuesday, 10 February 2009

大好きなスーパーマーケット”スワローグ”


晴れた日は大好きなスーパーマーケットであるスワローグに行きます。品揃えも悪く、値段も高いのですが他に選択肢はありません。袋のデザインもドサイケで、何とも言えません(写真1)。

そのスワローグへ行くには大変な道のりを通らなければなりません。
家から外へ出ると2メートルを越える雪が積もっております。雪かき済みの道(写真2)を探してそこを歩きます。









雪かき済みの道もそうは長く続かず、積もった雪の上を歩く事になります(写真3)。










途中埋もれている車等を横に見ながら歩きます(写真4)。











頭上には巨大な氷柱が待ち構えています(写真5)。










吹雪の中暮らす野良猫達も現れ、緊張をほぐしてくれます(写真6)。











暫く歩くとついに行き止まりかと思わせるように4メートル近い雪が積もっています(写真7)。










よく見ると階段になっており、ここを登って先へ行くようです(写真8)。








多くの難関を乗り越え、スワローグにたどり着きました(写真10)。

Saturday, 3 January 2009

クリスマスの買い物


アメリカ経済帝国によって活性化されたクリスマスショッピングですが、やはりカムチャツカでも盛り上がっています。
特に最近はこの小さな町にショッピングセンターが乱立し始めています。写真1は最大規模のスーパーマーケットの食料品売り場の様子。
それぞれのお店は31日まで営業、3日から営業開始という具合でした。
31日にはこの食料品売り場がもの凄い行列で、まるでモスクワにオープンしたマクドナルド1号店を彷彿をさせました。どこでも行列をつくるロシアですが、スーパーマーケットが近代化しても行列は無くならないようです。偏に従業員のマンパワーの低さが問題なのでしょう。

写真2は2ヶ月前に開店したデパート。行ってもどうせ大した事ないだろうと近寄らなかったのですが、行ってみるとこれがまるで先進国のような店内。カムチャツカ初のエスカレーターも設置されていて感動しました。近代的なものを見て感じるノスタルジアです。
店内には衣料品、電化製品、本屋、CD屋などが並び、買い物客で混雑していました。

売っているものはやはりどれも高額なものなのですが、それでも商売が成り立つという事は住民の所得が向上しているという事だと思います。

この他、町中に新しいお店が続々とオープンし始めています。第3次産業が発展して行くとサブカルが発展するそうなので、今後面白い町になっていくかもしれません。
そもそもこういった基本的環境がウラジオなどの中堅都市程度に整えば、カムチャツカ半島は世界でも特別な場所なので、もっと注目されて人口も増大していくかもしれないと思います。

Wednesday, 30 April 2008

雪解け



EU諸国からの観光客と話す機会が先日あり、町の感想などを伺ったところ、「汚い」と言われました。
僕もそう思います。この町で道を歩くのはゴミの上を歩いているようなものです。

最近はようやく雪が溶けて路面が現れたのですが、その路面がもう雪解け水とゴミと泥と糞尿で核戦争後の近未来のようになっています(写真1)。
舗装されている道路も舗装の仕方が不十分のために穴が空いたり壊れたりしています(写真2)。そして排水溝を作っていないために、雪解け水が氾濫するという事態を招いているようです。この水を無くすには、土が水分を吸ってそこを太陽が照らして乾燥させるという段階が必要になって来ます。

ゴミの問題も大変なものです。ゴミ箱が多数設置されていないので、ゴミ箱にゴミを捨てるという感覚があまり普及していないようで、その場に放り投げる事(ポイ捨て!)も特段問題視されていません。
勿論家庭ゴミを捨てるゴミ捨て場はあります。ゴミの日というのは特になく、分別も必要ないのでこちらとしては楽です。分別しないゴミを収集車が集めて、それを40kmほど離れたゴミ集積場へと運ぶそうです(未確認)。その後の処理方法については今後確認しようと思っていますが、焼却技術はかなり低いレベルのものだそうです。

また、排水処理もかなり粗悪なもので、町の中心に位置するアヴァチャ湾へ地下からパイプを流し込み、そこから海へ直接排出するという処理方法です。なので湾内の水質汚染が徐々に深刻化してきています。

このような現状を見て、海外からの観光客は(当然ですが)悪い印象をうけるようです。観光業はこの町のメイン産業の一つなので、統一ロシアさんには町の美化に力を入れて欲しい物です。今回当選した議員の先生たちの公約にも町の美化や道路の整備という公約があったそうで、市民もそれを望んでいるという事なのでしょう。道を平に維持できない国に経済発展はないと言いたいです。
廃棄物処理や道路の舗装を強化する事によって町の美化や雇用の拡大、観光業への影響など良い事ばかりです。統一ロシアさんは軍備やガス網など、無駄なものにお金を費やしていないでこういうレベルの投資をする事が後の経済発展に繋がるという点を理解するべきです。

町を歩いていて上を見上げるとフジ山よりも大きな火山が3つも見えて、どのポイントからも海が見渡せる町の景色は本当に素晴らしいものです。この自然を守っていくのが、ここの住民達とロシア連邦の一つの課題でもあると思います。

Monday, 14 April 2008

インテルネット復活

インテルネットがついに自由に使えるようになりました。この修理までの過程がとても楽しかったです。

吹雪の後にネット回線が故障し、サーバー会社からは修理をするとの報告を受けていたのですが、当初の1週間以内という約束も先送りにされ続け、6週間が経過しました。これ以上先送りにされては困るのと、自分のロシア語力では埒が明かないためにロシア人に依頼して会社とやり合ってもらう事に。何度も電話をかけたものの、電話の対応も酷いもので、「モデムの使い方を間違えているのでしょう」、「電話線をどこに挿していますか?」、「マックではインテルネットはできません」などの対応を受けて、それはないでしょうとサービスセンターへと出向いて今一度事情を説明。

対応してくれた若い男性は、とても面倒臭そうに話を聞き、「家の電話番号は何番だ」と聞くので伝えると、手元のPCをカタカタと5秒ほどいじり、「もう直った」。

ビックリしました。その後、どういう事だとか色々と聞いても、「もう直ったから早く帰って確かめろ」以外には言わなくなってしまいました。帰宅してチェックするものの当然故障したままでした。すぐに連絡すると、「明日の朝になれば直る」と言われ、当然のようにこれも嘘でした。さらに電話を続けると、「昨日の夜中にあなたのアカウントの料金が無くなりました」。驚きです。使えていないのに料金が無くなるなんて、凄いシステムです。苦情も無視され、サーバーも1社しかないために料金を支払うものの依然として改善されないために更に電話。「回線が壊れているので専門家の派遣が必要です」との説明を受ける。それを最初から言っていたはずなのにと思いながらも早くそれを派遣しろと言い、数日待ってようやくおじさんがうちに「こんにちは」と言ってやって来て、部屋の外にあるアパートの電話回線を修理して完全に修復されました。

これこそが社会主義体制を長年貫いて来た後に急に資本主義へと転向した国の首都から最も遠い町のサービスかと思うと、自分もなかなか良い経験をしているなあと、日々実感しております。

Monday, 31 March 2008

3月のネット事情


2月27日〜3月2日にかけての猛吹雪の影響で、1ヶ月以上ネット環境が不安定な状態が続いています。

インターネットの接続が1日のうちに合計3時間程度しかできません。また、このブログや、ウェブメールなどのログインが必要なものは滅多にできない状態です。簡単なページ(例:浦和レッズについて議論する掲示板等)でも開くのに5分以上かかり、凝った作りのページ(例:ヘラルドトリビューン等)に至っては数分かかった挙げ句に表示されません。
しかもここで不愉快なのが、以前にも書きましたがここのDSLのシステムは表示した情報料によって課金されます。前払いで金額を支払い、支払っておいた金額が無くなると同時にネットが使えなくなる訳ですが、リクエストしたページが表示されない場合、「safari can’t find network」、「you are not connect to the internet」などの表示がされてそして、あろう事かそのリクエストに費やした通信料という事で金額は請求されます。なので何もできずにイライラしただけで数百ルーブル請求されるという事態が発生しています。

自分だけではなく、影響を受けている家庭は他にもたくさんあるそうです。
なぜこのような事態になるのか。この町にはプロバイダー会社が1つしかないため、サービスを徹底する必要がないという事です。

折角民主化だの市場開放だのと言っているのに、これでは社会主義の国営システムと何も変わりません。
しかしこれこそが正に民主的な社会主義国家なのかもしれないなどと考えてもみますが、ここまでイライラするだけのシステムでは良い国家システムとは思えないです。

因にネットの料金は、メールのチェックや浦和レッズの情報や各国のニュースチェックという程度ですが、月額2000ルーブル近く請求されます。これは日本円にして約1万円であり、平均月収6万円のこの町においてはかなり高額です。日本の平均月収を20万円とすると、1ヶ月に3万円以上支払っている計算になります。こんなに支払って使い放題ではありません。それでいて転送速度も40kb/sec程度なので、ストレスは溜まります。

自分もネットに依存している人間だったと言う事が良くわかりました。

写真は最近購入したMP3コレクション、the pixiesの3rd。全然関係ないですが。今までpixies好きだとか言っておきながらgiganticという曲くらいしかまともに知らなかったのですが、これでバレないように全ての曲をコンプリートできました。

1万円近く支払ってネット環境は悪くてもpixiesは600円でコンプリートできるという事になります。

Friday, 8 February 2008

動画

動画貼付け方法を覚えたのでやってみました。
田舎に住んでたって、こんなに便利な事もできるっていう意味です。

representation of the intellectuals(2006)-Trailer

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Friday, 25 January 2008

情報収集


インターネットは何の為に存在するのか。下記記事のコメントにもあるように、僻地で生活する人間の為にあるというのも一つだと思います。こう書くとこれも世界均一化政策の一つのような感じがして少々感じ悪いですが。しかし情報量が力を握っている以上、インターネットへの依存は不可欠なものになっています。
この町でインターネットは情報量によって課金されるシステムだという事を以前書きましたが、DSL回線(非常に遅い)で250MB550ルーブル(約3000円)。システムとしては、スーパーやコンビニのような小さいお店に設置してある料金支払機のタッチパネルで550ルーブルを支払い、インターネットを利用し、情報量が250MBに達するとその時点で回線が途絶えるというシステムです。
myspace作成&閲覧に約1000ルーブルかかりました。一般的なウェブサイトでも、最近はニュース関連のサイトでも凝ったものが多いため、なかなか自由に見る事ができません。
この前置きでできる事とできない事を考えると
できる事;E-mailの送受信、Skype(音声は難しい)、一般的なサイト閲覧。
できない事;音楽や映像のダウンロード/アップロード、youtubeなどのストリーミング再生、e-mailやデータ配送サービスサイトなどを利用したデータのやり取り、googlemapなどの高度なサイト閲覧。

例えば、ちょっとセンスのいいCDが欲しい場合にはもちろんお店には売られていないので、しかしどうしても欲しい。そこでitunes music storeを利用したとする。その場合はアップル社に支払う金額とダウンロードにかかる金額を支払わなければならなくなり、合計で約3000円はかかるでしょう。
金さえあれば速度を我慢すればいいだけなのでできるのですが、給料に比して非常に高い。

もし先進国の若者のようなネット利用をするのであれば、1ヶ月に10000円以上はかかると思います。こちらの平均月収を40000〜50000円とするなら、実に給料の4分の1にあたるわけで、日本の若者の平均月収を20万円と考えたら5万円をインターネット利用のために支払う感覚です。
プロバイダーが一つという事で価格競争やサービス競争が生まれないのも原因のひとつでしょう。
これによって若者はあまりインターネットを利用しなくなります。となるとやはり情報は限られて来る訳であり、表面的には情報収集の自由があるものの、現実的には自由ではない印象をうけます。インターネットの利用により自分のクオリティを高める事もできる時代なので、ここを改善すると社会が大きく変わるかもしれないです。

写真はプロバイダー会社のキャラクター、お金が大好きなDSL君。

Tuesday, 8 January 2008

休暇


機関により様々ですが、こちらで年末年始の休暇というと1月1日から8日だそうです。公的機関は9日から稼働します。
カウントダウンでは激しいサイクロンにも係らず、皆それぞれが用意した小型打ち上げ花火を町中で一斉に上げていました。外に出てどこを見渡しても花火の光がサイケに輝いているのは綺麗ではあるのですが、なかなかこれは危ないです。インターネットを見ていたらやはり記事が出ていました。ハバロフスクに関してですが、1日から4日までで59件の火事が報告されたそうです。これは確実に、連日上がり続ける花火のせいでしょう。危ないなあと思ってみていると、本当に危ない事が起っているケースが目立ちます。
そしてロシアでも(地域によって違う)今年はネズミ年になるそうで、町中でネズミグッズが売られています。売られているものもそれは大胆にサイケなものばかりです。カラフルで安っぽく、お世辞にもかわいいとは言えないぬいぐるみや、もの凄くリアルなネズミ。市場原理主義の第一人者ミッキーマウスを完全に模したものや、ラジコンのネズミなど、かなりのものが目立ちました。
大統領の演説、危険な個人花火、地域によってはパワーダウンする程のサイクロン、そしてどサイケなネズミがミックスされた新年も中々なものです。

Sunday, 25 November 2007

停電


タス通信を始め、全国紙や全国ネットのニュースでここ数日ペトロパブロフスクが取り上げられています。内容は停電について。この街ではよく停電がありますが、変電所の故障により先週3日間停電しました。ダチナヤというペトロパブロフスクで最も大きい変電所で、被害を受けているのは200以上のアパート、数カ所の学校。夜の街にも明かりがありません。この対策としてモスクワより変電機等の支援物資を搭載したエアカーゴが昨日到着。ロシアエネルギー省の対策で専門家も駆けつけて10日以内には従来通りに変電所は復旧するということです。しかしこれだけの広い国土を所有しているにも係らず、変電所の故障の対策にモスクワから軍隊を動かして専門家を派遣しなければならない、しかもその対策が実行されるまでに5日もかかるシステムは如何なものかとも思います。 実際に被害を受けている人達はしかし、笑いのネタにこそしても本気で怒っている人などはいません。「まあしかたがない」という態度です。電気のない生活というものも良いものかもしれませんが、文明の便利さを皆知ってしまうと、中々適応できないとは思うのですが、ある意味ポジティブな考え方でよいですね。まあ実際に文句を言った所でどうにもならないでしょうから。ロウソクを灯して食事をしたり本を読んだりするのも粋な物ですが、1日で飽きます。

Thursday, 15 November 2007

REDS crowned Asian champions



昨日はACL決勝戦が行われ、浦和レッズが優勝しました。ロシアのTVニュースでもダイジェストが放送されていました。勿論ロシアではテレビ中継はありませんでしたが、インターネットを利用して観戦できました。イランのセバハンサポーターが開設したストリーミング中継です。この街ではインターネットはDSLで繋ぐ事ができます。しかし、転送速度が非常に遅いため、ストリーミング等の動画関係は非常に見にくいのが現状です。そしてDSLといっても、特別なシステムで、インターネット上から取得した情報量によって課金されます。例えば私の場合、1ヶ月に250MBまでで550ルーブル(約2000円)というシステムです。もしこれをオーバーした場合は、時間により様々ですが、1メガで8ルーブル等の追加料金を請求されるというシステムです。ですので、音楽のダウンロード等、使い放題に慣れた状態で色々やってしまうと、後に大変な事になるという仕組みです。そして昨日、大切な試合だからという事で2時間以上ストリーミングを繋げていたので、きっと後で大変な事になります。これも情報操作の一環のように思えてしまいます。
ともあれ、レッズの優勝は非常に励みになりますね。

Tuesday, 13 November 2007

petropavlovsk-kamchatsky


町の正式名称です。長くてカッコいい名前です。260年程前に、2隻の船、ペトロ号とパウロ号が到着したという事でこの名前になったようです。ソ連時代には人口も多かったようですが、崩壊後は制度の変更等で生活出来なくなった人々が多く半島を去っていったようです。半島にはゴーストタウン化した町もいくつかあるそうです。
半島の人口の半分以上を占めるということで、この町は日本の地方都市よりも活気がある印象です。地震への対策として高い建物もありません。周囲を火山に囲まれ、毎朝通勤時などには綺麗な山を眺めながらバスに乗ります。凄い田舎町を想像していたのですが、実際先進国の都市と大して変わらぬ生活はできています。インターネットをDSLで繋ぎ、携帯電話を利用し、スーパーマーケットで買い物をし、週末はクラブなどに出かけるといったような生活はできます。リラックスした雰囲気のいい町だという印象です。ただやはり、10年程前までは閉鎖都市だったという事で、外国人(CIS諸国系移民を除く)の数が他の国々の都市と比べると少ない印象です。街が発展して行くためにいは、今後更に開放的になって欲しいとも思います。