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Tuesday, 3 March 2009

文化的生活


大発見をしました。

道で映画など文化的なものには全く興味のなさそうなゴプニック(ごろつき)が海賊版DVDを販売している訳ですが、そんな中なんと”キム・キドク(写真1)”、”フランソワ・トリュフォー(写真2)”の作品集DVDを大発見&即購入。
それぞれ彼らの監督作から厳選した12作品を収録。

"Настоящее Кино(本物の映画)"とタイトルされたシリーズもののDVDのようです。他にはアメリカの古い役者特集などつまらない物が多く、ジャームッシュなどもありましたがお金の都合上上記2作品を購入。

キム・キドクに関してはこのようなミニシアターの無い町に住んでいると無駄にアートな映画が見たくなるという理由で購入。トリュフォーに関してはジャンピエール・レオー見たさに購入。

購入時に販売員のゴプニック(ごろつき)に、「お前いいセンスしてるなあ」と言われましたが、絶対に彼はこの映画を見た事がないでしょう。彼はその後、他のお客様にパールハーバーを大推薦していました。

Saturday, 24 January 2009

wikipediaで食文化を調べる


この町での生活はもう1年半になるというのに、ロシア料理の方法を何一つ覚えていません。何故かと言うとあまり魅力的ではないからです。日本に留学中の学生からのメールに、「ロシア料理が恋しい」と書いてあったのですが、では一体何を食べたいのかと訪ねてみるとやはり”ボルシチ等に代表されるスープ類”との事でした。
食文化とは何かと、先進国の若者のようにwikipediaでチェックしてみたところ下記のようにまとまっていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/食文化

僕は外部からの訪問者という域を出る事がありませんが、そんな立場で見ていてロシアの料理はバリエーションが少ないと感じます。

周囲の人間に「ロシア料理とは何か?」と哲学的な質問をしてみる事は多々あるのですが、彼らが得意げに答える料理は決まってボルシチ等に代表されるスープ類です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ボルシチ

そのボルシチさえ実はウクライナ料理との事で始めは驚きました。ウクライナとロシアは何かと仲が悪いですが、ボルシチに関しても誰のものだと揉めている様子です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロシア・ウクライナガス紛争

どうでも良い事のようにしか思えませんが、食文化に関する上記wikipediaの説明文を読むと軽視できないのもわかります。確かに「テグタンは日本料理です!」という風に世界中にテグタンが紹介されたら韓国政府は怒って日本政府に講義をするかもしれません。そこから領土問題に話が発展し、ついに紛争勃発という事も考えられるでしょう。

ロシア料理とは何か。日本人に訪ねるとボルシチ、ピロシキの2代巨頭で終了すると思います。ロシア人に訪ねてもやはりこの2つで、それに加えてブレニー、ピルメニ、サラダ類などが挙げられ、誇らしげに語ってくれます。これらは日本では有名ではないと思います。ロシア人にとっては世界に誇る自分たちのオリジナル料理のような位置づけになっているようですが、なぜ国外(日本)で有名ではないかというと有名になる要素がなかったからではないかと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロシア料理

まずブレニー。これはパンケーキに似た生地をクレープのように薄く焼き、そこにクレープのように様々なトッピングを施して食べます。クレープ同様、時には甘いジャムやフルーツ、時には肉類や魚介類などでメインディッシュの代わりに。といった具合の食べ物で、つまりクレープです。しかもクレープ同様、ロシアでは昔、王族の食べ物であったとの事です。

ピルメニは中国の水餃子同様小麦粉で作った生地に肉類を包み、それを茹で上げるというものです。アジア料理と違う点はサイズが若干小さいというところでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ペリメニ

サラダ類は充実しているように感じます。どれもおいしいと思うのですがサラダなだけに本格的な料理という存在感には欠けます。パーティの時などは必ず数種類のサラダがテーブルに並ぶ事になります。ウォッカやコニャック等、強力な酒を飲みながらサラダを食べて中和させるそうです(写真1)。
このサラダを始め、ボルシチでも使われるスビョークラという野菜はとてもおいしく、日本ではあまり見つける事ができないと思います。

その他数種類の料理があるのですが、アジアにおける料理の発見のような目新しいものに欠ける食文化だと思います。美味しいには美味しいのですが、「どう?」と聞かれて充実したコメントは残せません。

実際僕の発見としては、美味しいビールや魚介類主体のつまみ関係です。むしろこれさえあれば僕は満足できる訳なので全然文句はありません。
つまみ関係で大人気なのが、カレイの薫製です。魚の薫製類はロシア全土でつまみとして食べられているそうで、安くはないのですが値段に見合った感動を味わえます。

写真2は近所の友人が得意げに作ってくれた自分のオリジナル料理だそうで、じゃがいもと瓶詰めの茸をかき混ぜながら焼いたものです。。。想像力が完全に崩壊しているように感じてしまいましたが、美味しかったです。

Monday, 6 October 2008

登山


カムチャツカの売りは、手つかずの大自然です。それ以外にはビールがおいしいくらいしか売りはないのですが、僕のような生活をしていると手つかずの自然に近づく機会など殆どありません。今年ももう10月に入り、町から見える山の頂上は雪に覆われ始めています。つまり、登山シーズンはもう終わりを迎えようとしている訳で、ああ、今年も山には近づかなかったなあとここ数日考えていたところを友人に誘われて初登山に行ってきました。
しかし山頂が雪に覆われている山が殆どのはずなので、注意事項を確認したところ、

1:寒くはない
2:雪もない
3:標高も低い
4:1時間弱
5:山頂にはカルデラ湖
6:何も問題ない

という内容だったので、これは行かない手はないですと叫んで行ってきました。

1:山はかなり寒く、麓につく頃には雪がちらつき、気温はマイナスでした。
2:雪が降っているので当然雪が積もっていて、上り続けるとその積雪量は増すばかり。一歩ごとに足首がそのままハマってしまう程の積雪で、その雪は道などない岩の急斜面に積もっている為にたちが悪く、最終的には斜面がかなりキツく、表面が凍結している上に粉雪が積もるものだから滑ってしまってしかたがありませんでした。そこに来て猛吹雪のため、突風が定期的に訪れて山から引きずり落とそうとします。
3:標高は確かに低かったです。
4:雪の影響で2時間以上かかりました。
5:吹雪の為に半径10メートル程度しか視界がなく、写真で見る奇麗な山頂の湖、カルデラ湖は何も見えませんでした。
6:もの凄く危険な登山でした

というのは飽くまで僕の感想なのですが、やはりこの地で育って来た若者にとっては何も問題はない事だったようで、僕には視界もなく、ただ吹雪の中、急斜面を苦労して上がっているだけにしか思えなかったのですが、カムチャツカの人にとってはこれが「楽しい」事だそうです。楽しい楽しい言いながら皆登っていました。
「これこそエクストリームだ」との事です。

山頂に到達しても何も見えないので達成感も何もなかったのですが(写真1)、育った環境によって楽しみ方も違うものだなあと、新たなサブカルチャーを発見できた事が僕に取っては一番の収穫でした。

Thursday, 18 September 2008

windowsと海賊版ソフト

インテルマックに最近移行したため、ロシアの海賊版CD生活が更に楽しくなりました。インテルマックはウィンドウズにOSを切り替える事もできるため、市場で売られている海賊版のPCCDを購入してインストールできるのです。
早速お店にいき、色々と見ていると本当に格安で色々と入手可能。ざっと見た感じで、
Windows XP :200ルーブル
micro soft office 2008 : 120ルーブル
utility soft for windows XP/Vista :150ルーブル
なんとも素晴らしい海賊版の世界です。2000円かからずにまっさらのコンピュータが使える状態になります。

そしてもう一つ楽しみにしていたのがゲームで、今までヴィデオゲームというものを持った事がなかったので親にプレイステーションを買ってもらった小学生のように喜んでいます。ゲーム関係も海賊版のCDが沢山販売されています。
因にロシアの若者の間でもゲームは人気ですが、ここの人たちにはプレイステーションなどの所謂TVゲームはあまり流行っていない様子で、皆コンピュータで遊んでいます。何故か。理由は簡単で、本体/ソフト共にかなり高額に設定されているからでしょう。ソフトに関しても、PCCDが150ルーブルで買えるのに対して、プレイステーション用のものは2000〜5000ルーブルで販売されていました。そして本体に至っては35000ルーブルなどと書いてあります。日本でいくらかは知らないですが、いずれにせよ平均月収に比してとても購入できる額ではないでしょう。

ロシアで昨年はマックのみで対応してきましたが、仕事上どうしてもウィンドウズが必要となりました。これも日本ではあまり経験しなかった事の一つで非常にストレスフルでした。例えば、マック専用のタイプソフトで編集した文書を、PDFなどに変換して職場でプリントアウトを試みると、このコンピュータにはアクロバットリーダーは入っていないと言われ、隣の建物まで行ってプリントアウトし、コピーのおばさんにその紙を渡してようやく書類が完成するなど、かなりの手間がかかっていました。またロシア全土で言える事らしいのですが、マッキントッシュの普及が極めて少ないようです。なので様々な面で苦労します。インターネットのプロバイダが故障して動かなくなっても、
「マックではインターネットはできません」
などと訳のわからない説明を受けたり、ちょっとしたパーツを買うのにもモスクワから取り寄せて倍以上の金額を請求されたりと、かなりのストレスがあったわけですが、これでついにこのストレスから解放されました。

マックとウィンドウズの両方使えるインテルマック。これでまたロシアライフが一層楽しくなりました。

Thursday, 11 September 2008

文化を伝えるアニメ


どこの国でもサブカルが入り込んでいて裕福な国では若者の間で日本のアニメが人気です。宮崎アニメはもちろんですが、意外にも日本では子供向け(?)と扱われているようなものが人気です。NARUTOとかone piece とか。見た事ないのでわからないのですが。ロシアでは、というかこの辺では大学生や社会人なんかもNARUTOが好きですとか、日本から来たとか言うと「NARUTO、NARUTO」とか適当な事いわれます。当然のように日本のイメージはアニメと自動車で、そのどちらにも興味のない僕はがっかりされます。
授業なんかでもアニメの話ばかりしたがる学生も多数います。皆僕の知らないアニメの話ばかりするので、一度それではと「ど根性ガエル」が好きなものはいるかい?と訪ねた事がありましたが、「ど根性ガエル」の海外進出はされていなかったようです。あれこそ日本文化を語る上では重要なアニメだと思うのですが。

そんな中、学生が「センセイ、ゼッタイ コレ スキッスヨ。マジ サイコウッスヨ コレ ヤバイッスヨ コレ」といいながらBECKというアニメを渡してきました。このベックという漫画、これが以前から僕は大嫌いでした。一回も見た事ないのですが。なぜなら、主人公のギターがフェンダーテレキャスターであり、僕のギターもテレキャスター。そのため周囲から「ベックの真似をしている」などと揶揄される事が多々あったからです。まったく漫画と一緒にされては困るものです。こっちは本気でやってんのに。
だいたいロシアにいるのに日本のアニメなど見てたまるか。こんなにも気色の悪いものはさっさとゴミ箱に移動してしまおうと考えてしかし気にはなるのでちょっとだけ見てみる事にしました。

そして全26話一気にみてしまいました。感動しました。もう、最後の3回くらいは涙流しながら見ました。
本当に、主人公と同じテレキャスを持っていて嬉しかったです。今後だれかにベックの話をされたら、「あ、僕同じギター持ってるよ」と言う事に決めました。
こんなにも素直に一生懸命前向きにやってるバンドの漫画を見れるなんて、今の子供たちは幸せだと思いました。キャプテン翼に影響されてサッカーを始めた男子はかなりの数ですが、同じようにこの漫画を見てバンドを始めた少年少女も多い事でしょう。
僕も音楽頑張ろうって思いました。ベックには負けてられない、いつか一緒に何かやりたいなあなどと思いました。

この田舎町にもたくさんのかっこいいバンドがあります。写真はそのかっこいいバンド、Без Эмоцийのギタリストが僕のと同じ色のテレキャスを持ってたのでストラットを真ん中に置いて記念撮影。かっこいい方が僕のテレキャスです。彼らもこのアニメが大好きだそうです。

Sunday, 23 December 2007

演劇



ペトロパブロフスクには2つの映画館と2つの劇場があります。映画館は2スクリーンのものが2つ。劇場も1000人以上収容の立派な物で、同じ形の建物が並ぶなか、歴史を感じさせる形です。
本日は地元の劇団が演じていました。サイケなセットで、30分程の2人芝居を2回繰り返します。1回目と2回目は内容は同じものの出演者の2名が違う人に変わり、セットは同じでも台詞や雰囲気が変わるというなかなかエクスペリメンタルなものでした。演技もセットもハイレベルで楽しめました。お客さんも子供から大人まで様々な層が集まっていていました。エンターテイメントの少ない街なので、何かが開催されると多くの人が集まるという事なのでしょう。
しかし音楽もそうですが、内容はともかく技術のレベルは高いと感じます。雪ばかり降っている事やエンターテイメントの少なさのおかげで、何かを追求するのに適した環境なのだと思います。
様々な情報をもっと増やして、自由な発想を加えたらとてもクリエイティブな街になると思います。